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思ひ出の記
思ひ出の記
作/小泉節子
ヒヨコ舎/1500円
2005年5月31日に完読

■おはなし■
一徹な気性であるがゆえに、他者との摩擦も多く、孤独と苦悩を抱えていた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。彼にとって、一条の光となった妻・小泉節子。日本を愛し、己を偽ること無く生きた小泉八雲を優しい眼差しで見守り続けた妻節子が綴る、日本、怪談、そして家族。 (楽天ブックスより)

■読んでみて■
本の装丁がとても趣深く、図書館で借りた本なのだけれど自分でもほしくなった1冊。
大正3年にお書きになったものですから、書き方が「〜〜のようです。」なら「〜〜のやうです。」とか「独りぽっち」が「独りぽつち」なわけです。古典が得意ではないかさはらさんは、初めは苦労しましたが、慣れてくると鬼のように読みました。授業中とか。(え。)

ヘルンがとってもかわいい。口調がかわいい。(笑)「可愛いの人です」とかね。木を切り倒してしまっただけで、そのお寺のことをきらいになったりね。子どもみたいだね。(良い意味で。)

ほうほぅと思ったのは、「あのやうな善い人です、あのやうな病気参ります、ですから世界むごいことです、なぜ悪い人に悪き病気参りません。」-----うん。よくわかる。100年前も今も、おんなじような感じがしてしまうのが切ないなって。
「日本に、こんなに美しい心あります、なぜ、西洋の真似をしますか」-----わたしは和がすき。袴とか着て生活したい勢い。ここ数年ちょっぴり和ブームで嬉しいけれど、単なるブームとして過ぎ去るのではなく、その先があってほしいな。ヘルンのことばは、日本の美しさがこめられているような気がしてならない。むしろ逆に日本の美しさに気づかせてくれるの。
「蛇はこちらに害意がなければ決して悪いことはしない」「あの蛙取らぬため、これを御馳走します」-----自然をあいしてる。伝わってきて、きゅうとしたところ。
「引出し一つ開けるにも、ソーツと静かに音のせぬやうにして居ました。こんな時には私はいつも、あの美しいシヤボン玉をこわさぬやうにと思ひました。そう思うから叱られても腹も立ちませんでした。」-----セツの細やかな心配りがとても愛情に満ち溢れている気がして、このひとの大きさを感じた。こういうところに、ヘルンも心惹かれたのだと思うのです。

それから、ハーンが見せたいと思った夕焼けへのこだわり(1分遅れただけで駄目だとか。)や、セツがハーンの書いた手紙を取っておいて、ヒヨイと出したシーンも印象的。そしてこの時代やこの人達の温かみがじぃわりと伝わってくるんです。(^_^*)
ゆったりした時間と空気が流れている感じがして、とても素敵です。


ハーンに似ているなぁと思うひとが、私の身近にいらっしゃいます。
とても子どものように無邪気で、それでいて素直で、まっすぐで、こだわり深く、女のように優しい声のひとです。わたしの世界はちょっと、しあわせです。
| カサハラリカ | 20:58 | comments(1) | trackbacks(0) |
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トラックバックありがとうございました◎この度縦書きのサイトにしてみましたのでコメントを書かせていただきました。また是非トラックバックしてください。

そして読書感想文を書いてみてください。

Posted by: so |at: 2006/04/16 10:22 PM








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